ワキガ臭を消すにはテタノールが有効との記事を目にしたことがありますが、これには少し疑問を感じます。
エタノールとは、アルコールの1種で消毒に使われているものです。
ワキガ臭は、アポクリン腺からの汗が皮膚の雑菌と混じって、ニオイとなりますから、確かにアルコールによって、脇の細菌を殺菌することができるので、一時的にはニオイは消えるかもしれません。
しかし、殺菌された雑菌も数時間後には元通りに増えてしまいますので、ワキガ臭の対策とはならないでしょう。
それどころか、エタノールで脇を毎日拭いていると、肌荒れや湿疹の原因となり、また黒ずみの原因となりかねないのです。
エタノールは、肌のバリア機能を低下させてしまうため、結果、敏感肌になりワキガだけでなく、汗臭なども簡単に臭いやすい体質になってしまうのです。
また消毒用アルコールの殺菌力は非常に強力ですから、アルコールが体質に合わないアルコール過敏症の人は、使用することでかゆみがでたり、皮膚が赤くなってしまう場合があります。
それよりも、毎日、入浴をして、汗をかいたらすぐに拭くなど常に清潔を心掛けているほうが、ニオイを抑えてくれます。