自分がワキガ体質と認識する年代が、10代後半~20代ごろが多いのはちょうど性ホルモンの活動が活発化する時期と重なることから性ホルモンとワキガ臭が密接な関係にあると言われるのは事実です。
またこの時期が最もワキガ臭を強く感じられる頃でもあります。
特に女性は生理が始まってワキガ体質だと気付く人も多いのです。
ですから女性の場合、ホルモンバランスの乱れやすい更年期にワキガの臭いが強くなることもあるようですが、閉経を境に女性ホルモンの分泌が減少するとともにアポクリン腺が萎縮して、ワキガ臭もかなり収まってくるのが普通です。
ですが、完全に臭わなくなるということはありません。
そして男性も、40代ごろから男性ホルモンであるテストステロンの分泌が減ってくるため、臭いは減少傾向となります。
但し、人によっては60代・70代になってもアポクリン腺が活発な場合もありますので一概にはいえません。
また女性の場合、閉経前後に汗の量が増える人が見られるのも事実です。
これは更年期障害の典型的な症状ですが、この場合も発汗によって一時的にワキガ臭が強くなることがあります。