体臭が強いまたはワキガ体質の人は足のニオイも強い・・
と思っていませんか?
答えはNO、つまり違います。
それはワキガ臭と足の臭いは原因となる汗腺が違うからなんです。
いずれも、臭いのもととなるのは「雑菌」ですが、ワキガの臭いはアポクリン汗腺、足の臭いはエクリン汗腺と異なる汗腺から出る汗が原因なのです。
ワキガ臭の元となるアポクリン汗腺は、脇・乳輪・おへそ周り・デリケートゾーンなどに集中している汗腺ですが、そのうち7割が脇に集中しています。
アポクリン汗腺からの汗は脂質やタンパク質などを多く含んでいる為、皮膚の雑菌と混じやすく、あの特殊なワキガ独特のニオイとなってしまいます。
一方、エクリン汗腺は唇・爪の間以外ほぼすべての体の表面に存在している汗腺で、そこから出る汗の成分は、ほとんどが水です。
そのエクリン汗腺からの汗は古い皮脂や角質を分解して臭いを発生させています。
足は靴や靴下を長時間履くことによって高温多湿の状態になっていますね。
また雑菌は高温多湿の環境が大好きなので、靴の中でどんどん増えていきます。
さらに、夏場や暖房の効いたところでは高温になり汗をよくかきますので、雑菌のエサとなる皮脂や角質もどんどん出てきます。
なのであの強烈なニオイとなるのです。
臭い対策としては、足を洗うときは足の指の間もしっかりと丁寧に洗いましょう。
そして靴を清潔に保つことです。
靴は2~3日履きつづけると、汗を吸い込んで湿気ます。
そうすると細菌の繁殖も活発になりますね。
1日履いたら、2~3日は風通しの良いところで陰干ししましょう。
靴のためにもいいですよ。