体臭やワキガを気にしている人にとっては、イヤな汗でも大切な役目をしているということでしたが、
ではなぜ、自分の体温を調節できなくなってしまうのでしょうか・・・
地球温暖化の問題も大切ですが、毎年の夏の暑さをしのぐことの方が、私たちにとっては優先されます。
特に都会ではクーラーからでる熱風、そして高層ビルとアスファルトに敷き詰められた地面、まさに砂漠状態です。
これではクーラーなしでは生活できません。
しかし、快適な生活を手に入れた分、マイナスの部分も同時に手に入れてしまっているのです。
先日、子供を例に変温人間の話をしましたが、なぜ子供に多いのか?
それには汗腺と深いつながりがありクーラーが影響しています。
実は、私たちの汗腺は3歳頃までにできあがるのですが、重要なのはその頃までに汗かきの習慣づけをしなければいけないということなのです。
思い出して下さい。
汗は体温調節の大きな役割を果たしています。
ですが、夏の暑い日、生まれたばかりの赤ちゃんが寝苦しそうに泣いたりすると、ついつい一日中クーラーの効いた部屋で快適にすごさせてあげたくなりますよね。
でもこれが、汗をかく能力を低下させて汗腺の働きを悪くしてしまい、いつのまにか変温人間となってしまうということになるのです。
最近では子供だけに限らずクーラーばかりに頼っている大人にも汗腺の退化がみられ変温人間がふえてきています。
たまには、自然体で過ごすのも良いかもしれません。